先日、グリンピースさんと一緒に、プラスチック問題の映画試写会イベントを開催しました。
きっかけは、グリーンピースさんが、KoKebee(こけびー)のプラフリジュライの活動を知り、声をかけてくれたことです。

その後、「環境問題に関して同じ考えや想いを持ったもの同士、何か一緒に活動できると良いですね」という話になり、メールでのやり取りやミーティングを通して、今回のイベントに繋がりました。
グリーンピースという名前は聞いたことがあるけど、実際にはどんな活動をしているか知らない方もいらっしゃると思うので、まずはかんたんにグリーンピースとはどんな団体なのかということについてお話しさせて頂きたいと思います。
国際環境NGOグリーンピースとは?

グリーンピースは、国際環境NGOグループで1971年にオランダで設立されました。
現在では、世界で55の国と地域で活動しており、日本にはオフィスができて、活動を始めたのは31年前です。
政府や企業からの支援金は受けずに、個人の寄付をメインに成り立っているNGOグループです。
グリーンピースは、地球規模での環境保護と世界平和をミッションに活動しています。
僭越ながら、規模は違えど、Kokebeeの活動やミッションと共通するものがあります。
ちなみに、Kokebeeのミッションは”わたしがつくる小さな循環で明日の地球をHappyに”です。
グリーンピースさんも、地球の恵みを100年先に届けるために、近年ではプラスチック問題や気候変動の問題の解決にむけて、色んな調査をしたり科学的なレポートを制作しながら、環境保護にむけてのアクションをしています。
今回の企画にメインゲストスピーカーとして参加して下さったのは、グリーンピースでプラスチック問題をご担当されている大舘 弘昌さんです。その他にも2名、儀同さんと丸山さんというグリンピースのスタッフの方が参加して下さいました。
大舘さんは、2015年にグリーンピースに入職しました。そして、2018年よりプラスチック問題を担当されています。
米国留学時に「 ハリケーン・カトリーナ」 の災害支援活動にボランティアとして参加したことがきっかけで社会活動に関わり始め、世の中の問題には対症療法的ではなく、 より根源的なアプローチが必要なことに気付いたそうです。
大舘 さんはグリーンピースの活動を通じて、 環境社会問題の根っこにある社会構造にポジティブな変化を与える ことで、人にとっても地球にとっても良い社会を作りたいという思いをもち、日々活動されています。
もっと詳しくグリーンピースの活動を知りたい方は、グリーンピースのホームページもチェックしてみて下さいね。
映画試写会イベントの流れ

KoKeBeeとグリーンピースの初コラボとなる今回は、KoKeBee認定プラスチックフリー生活アドバイザー限定の無料映画試写会&トークイベント。
この映画『THE STORY OF PLASTIC』は、地球の環境破壊やプラスチックのゴミによる人々への健康被害など、世界規模で起こっているプラスチック汚染問題のさまざまな影響を取り上げたドキュメンタリーです。
2018年に今までプラスチックゴミを海外から受け入れていた中国がプラゴミの受け入れを禁止したことにより、輸出先になったマレーシアや、タイ、インドなどのプラスチックゴミを押し付けられた途上国の現状をはじめとする世界各地の悲惨な現状が現地の人のインタビューにより明らかになっています。
ゴミ問題はゴミの受け入れ先の場所が移動しただけでは解決にはなりません。
こうした問題について最前線で活躍する専門家や活動家へのインタビューを交え、どうやってこの星がプラスチック汚染危機に至ったのかを、わかりやすく解説しています。
ちなみにこのドキュメンタリー映画は2021年のエミー賞を受賞(※エミー賞とはアメリカで放送されるテレビ放送や映画の中で優れた作品が表彰される文化賞の一つ)しました。
今回のイベントでは、参加者が映画を事前にオンライン視聴し、当日のプログラムは、以下のような感じで進んでいきました。
10:00-10:10 kokebee & グリーンピース・ジャパンについて
10:10-10:50 プラスチック問題の解説・解決策の紹介
10:50-11:20 質問タイム
11:20-11:30 クロージング
グリーンピースからのスピーカーの大舘さんが、参加者の私たちに分かりやすく説明するために、パワーポイントなどを用意して下さっていました。
そのお話を伺って勉強した後、この映画について考えさせられたことを話し合ったり、グリーンピースへ質問を投げかけたりして盛り上がりました。
イベントに参加してみての感想

イベントの参加してみて、「プラスチックの問題は分かっている。でも、まだまだ、私生活の中で自分にもできることがある!」と改めて感じさせられることばかりでした。
私ももちろん、普段の生活の中でできることはしているつもりですが、正直にいうと
まだまだ完璧なプラスチックフリー生活にはほど遠いです。
そして、「自分の生活を少し変えただけでは、現実にゴミ問題を解決することは難しい」ということも実感しました。
もちろん、前提として、プラスチックのゴミ問題について正しい知識を知り、一人一人が意識することは大切だと思います。
でも、今の社会のシステム自体を変えなければ、今後、問題はもっと深刻化すると思います。
今でも、毎分トラック1台分のゴミが海に流れ込んでいると言われていますが、2050年にはプラゴミの量が4倍に増えるということも言われています。
大切なのは、一人一人が「声をあげる」こと!
グリーンピースの大舘さんもお話ししていましたが、やはり「声を上げる」ことの大切さを感じました。
私たち、個人でできることもたくさんあります。
例えば、知っていることや生活でできるプラスチックを減らすための小さな工夫やアイデアブログやインスタで発信したりすることで「声を上げる」ことができます。
また、いつも行くスーパーやデパートの意見箱に「野菜袋はいりません。廃止して下さい」と意見を伝えることもできます。
繰り返しますが、やはり毎日の使い捨てプラチックを減らしていくことも大切です。
あなたも、何ができるかな?と考えてみて下さいね。
量り売りの自動販売機がある国もあります。

本映画の無料上映会をアドバイザーが開催します!!
近々、アドバイザーのメンバーでこのドキュメンタリー映画の上映会を行う予定です。
また、はっきりと詳細が決まったらお伝えしますので、映画を観てみたいと思った方は楽しみにお待ち下さいね。
今日も、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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