先日オーストラリアのテレビABCで放送された
「War on Waste」シリーズ2の1回目放送のレポートです!
最近のテクノロジーはすばらしく、ネット放送のスクリーンショット取ろうと思ったけど、ブロックされて真っ黒画面しか撮れなかったので、PCに写っている画面を携帯で撮ると言うなんともマニュアルな方法になりました。(本当はこれもいかんのやろうけど。。)
画質が悪いのはお許しください。
それぞれの写真にコメント入れていますのでめくりながら読んでね。
余談ですが、これみて「高校生はフロッピーディスクがなんなのか見たこともないのか。」とジェネレーションギャップを感じてちょっと寂しくなりました。笑 ·
65年前にプラスティックが製品化され始めてから、6.4ビリオントンのプラスティックがゴミになった。
その内一回でもリサイクルされたのは9%しかない。
12%が焼却。
残りの79%が埋め立てられている。

シドニーの観光名所、マンリービーチに広げられた大きなプラスティックの足跡。
オーストラリ全土でどれくらいの時間でこの量のゴミが出ると思う?の質問に「1ヶ月?」「1週間?」「1日?」と市民の声は短くなってゆく。
正解は「1分」
毎分これだけの量のゴミがオーストラリアで捨てられている。
この事実にみんなあんぐり。

1日でこれだけの量のプラごみがオーストラリアで捨てられている。

水道水をグラス瓶に入れて美味しそうに売る”どっきり”マーケティングキャンペーン。
「ヨーロッパブランドのミネラルウォーターより美味しい。」
「岩清水のような味がする。」
と言うコメントに、水道水だとわかるとみんな苦笑い。
このおじさんだけはこのお水のブランド名「ROBINET」を「フランス語で水道水だ」って言ってどっきりがバレてた。

実際市場に販売されているペットボトルの水を研究所で成分を調べてみたら、
カルシウムとマグネシウムは、調査した5本のペットボトルのほとんどが水道水より少なかった。
PHは7が中性 少なかったら酸が強い。
調べた5本のうち3本は酸性を示していた。
水道水は7。
フッ素。水道水は0.9。 ペットボトルで水道水よりも濃度の高い1.0のものもあった。
ペットボトルの値段のほとんどはボトルのコストで水の値段でない。
ペットボトルの水を健康のためにと買っても、水道水とほとんど変わらない。それよりも環境に与えるネガティブインパクトの方がよっぽど大きいことがわかった。
#BYOWaterBottle で水は家から持参しよう。

メルボルン Yarraリバーの掃除。
Yarraリバーの河口にたくさんのゴミが流れ着く。
プラスティックゴミ、自転車
5日間の掃除で毎日5トンのゴミが回収される。
クレイグも掃除に参加。 でも、あまりのゴミの多さに、かなりアプセットして嫌気がさしてた。
すると清掃業者のボートが巨大な掃除機をもってきて、ペットボトルを吸い上げて掃除を手伝ってくれた。
この日1日で7.5トンのゴミがあつまった。

リサイクルできるプラスティックとそうでないプラスティックが明確でなく、分別するのに市民を困らせている。
お肉のトレーはリサイクルできるか?
9種類のお肉のトレーを持参して、リサイクルのエキスパートに診てもらいに行く。
認証オーガニックのお肉のトレーは真っ黒。黒い色はリサイクルセンターの仕分けセンサーに反応しないので、リサイクルできない。
リサイクルできるかどうか、パッケージにきちんと表示されているトレーがほとんどない。
書いてあってもとっても小さくて見逃しがち。
9つのトレーのうち2つがリサイクルできる。
7つはエキスパートでさえ判断できない。
1つはリサイクルできない。

9歳のケアンズのおんなのこ、MollyはStraw No Moreというキャンペーンを始めた。
TED Talkにもでてる。
お母さんに見せてもらった映画で、ストローが地球を痛めているのを見てインスパイヤーされたのがきっかけ。
クレイグと一緒にケアンズの街中のパブやカフェ周辺に捨てられたストローを集めながら話す。
Mollyは学校でStraw No Moreキャンペーンを始めてcanteenからストローがなくなった。
その後、他の学校にも同じキャンペーンをするよう働きかけた。
90校以上の学校に働きかけた結果、自分の学校よりも動きが遅いけど、でもどの学校もいい感じで動いてると。
1時間半ほどでふたりで179本のストローを拾った。

Mollyはケアンズウミガメリハビリセンターで、アンバサダーもしている。
ケアンズの周辺では野生の海洋生物がたくさん生息しているが、ウミガメの半分以上がプラスティックを食べて傷ついてる。
プラスティックでお腹いっぱいになって餓死してゆくウミガメ。
甲羅に体が挟まれているので、手術してお腹の中のプラスティックを出してあげることができない。

クレイグはその後、シドニーのバルメインのパブをひとつひとつ周ってStraw No Moreキャンペーンを呼びかける。
ストローを表に出さず、「欲しい」と言った人にだけ渡すことにしない?と聞くと、どのパブも快くこのチャレンジを引き受けてくれた。

中にはすでにストローを廃止しているパブも。欲しいと言う人にだけ、紙製のストローを渡している。始めて半年くらい経つそう。
今まで半年で95000本ものストローを使っていたのが無くなったと。
#StrawNoMore

NSWの南、Kiama High Schoolから呼ばれて、学校からでるゴミ対策に出向くクレイグ。
この学校では毎月9トンものゴミを出していて、全て埋め立てゴミとして処分されている。
この日、生徒を集めて、ゴミ箱から1週間分のゴミを出して分別する作業を行なった。

4時間の作業の結果、
Bottles & Cans 1700本ー> リサイクルに出して$103の収入がもらえる。
soft plastics
e-Waste
Paper 100kg
合計2tonものゴミ。
残ったのはほんのちょっとの埋め立てゴミだけ。
全校生徒を集めて、これから学校をあげてゴミ対策をしないか?と呼びかける。
他の学校もどんどんフォローしてほしい。
