KoKeBee認定プラスチックフリー生活アドバイザーの秋枝美佐さんが、日本初のゼロ・ウェイスト宣言で有名になった上勝町へホリデーに行かれました!今日はそのレポートをお届けします。
こんにちは! KoKeBee認定プラスチックフリー生活アドバイザーの秋枝 美佐です。
みなさんは徳島県の上勝町をご存知でしょうか。2003年に日本で初めてゼロ・ウェイスト宣言をした、人口2,000人に満たない四国で一番小さな町です。私はこの町のことを去年の秋に初めて知った時から、いつか行ってみたい!直接この目で見てみたい!と思っていたところ、この度休みを利用して行くことができました。
この町にはゴミ収集車というものは存在しておらず、町民自らが、この町唯一のゴミ収集センターであり、ゼロ・ウェイスト宣言の象徴とも言えるゴミ収集所『ゼロ・ウェイストセンター』にゴミを持ち込み、なんと45種類もの分別をします。これにより効率良いリサイクル及び無駄なゴミの削減が実現され、今ではリサイクル率80%を達成、税金が2/3に削減されたそうです。

あっぱれですよね。45種類の分別なんて。私は、町民の皆さんは本当に45もの分類に協力してくれるのだろうか、ご家庭には一体いくつのゴミ箱を置いているのだろうか?などと色んな疑問が浮かびましたが、センターの方が詳しく説明くださり、質問にも答えてくれました。
もうすぐ20年になるここまでの取り組みを経て、町民の皆さんにとって、もうこれは日常の当たり前になっているのだそうです。とはいえ、ここまで来る背景にはこれまで行政の皆さんのたくさんの工夫、努力があったことと思います。各分類の収集箱には、そのゴミがその後どのように処理またはリサイクルされるのか、それにはどのくらいの費用がかかるのか、または逆に収入となるリサイクルなのか、処理されたらどこに行くのかなどが細かく表示されていたり、適切に分類するとポイントがゲットできて、便利グッズに交換できるシステムがあったりと、町民の皆さんが協力しやすいような工夫が色々なところに見え隠れしています。おかげで、今は半分以上が高齢者の町ですが皆さん当たり前のように45分別しているそうです。
今回私は併設されている『ゼロ・ウェイストアクションホテル WHY』に滞在し、チェックインからチェックアウトまでにいくつかのゼロ・ウェイスト体験をしてきました。お部屋はとっても快適で、丸一日に満たない滞在でしたが、私はここでの滞在を通して心と身体が浄化されたような気持ちになりました。


滞在中に出たゴミは、お部屋の中でまず6つに分別し、チェックアウトの際に、希望があれば45分別に分別する体験が出来ます。私は、この6分別ですでに頭を抱えましたよ・・・!

私たちがこの町の取り組みから学べることはたくさんあると感じます。情報はHPやYouTubeにたくさん開示されていますので、興味がある方は是非見てみてくださいね!
今回、秋枝さんが宿泊したホテルは、過去ブログ「泊まりたい!日本にあるエシカルホテル3選をご紹介」でも紹介しています。ぜひ、こちらのブログもあわせてご覧ください!