「プラスティックに含まれる環境ホルモン」は身体に良くないって言われますが、
そもそも環境ホルモンって何でしょう。
環境ホルモンとは、あるひとつの物質の名前ではなく、生物のホルモンの働きを狂わせ、様々な異常を引き起こしてしまう物質全般を指します。
<どんな物に環境ホルモンが含まれているの?>
環境ホルモンの原因となっているのは、化学物質です。
着色料や保存料といった食品添加物
殺菌剤・防腐剤・殺虫剤・農薬・化粧品や医薬品
環境汚染された状態の川や海
プラスティック容器(お弁当箱、タッパ、ペットボトル、缶詰や缶ジュースの内側にコーティングされているプラスティック樹脂、サランラップなど)
<環境ホルモンが引き起こす異常>
PMS・生理痛・乳がん・子宮筋腫・子宮内膜症
前立腺がん・遺伝子に傷をつける(奇形を促す)
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喘息・花粉症・アトピーなどのアレルギーを引き起こす
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心臓病、肝機能や脳へも影響
偏頭痛・アルツハイマー・知能低下・学力障害・注意力欠如・キレやすい
ストレスへの過剰反応・ 拒食症・強迫神経症・様々な不安症・鬱 など。
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<なぜこのような異常が起こるの?>
私たちの身体のホルモンは細胞代謝を維持していますが、ここに人工的に作られたホルモンが入ると、身体で自然に分泌するはずのホルモンの生成を邪魔したり、身体の隅々まで行き届かなかったり、結合作用をじゃましたりします。
また、細胞の成長や正しい反応、繁殖力を阻害してしまうのです。
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この環境ホルモンの代表例がダイオキシンやPCB。BPAなどと呼ばれる物です。
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<プールに1滴 落しだけで毒性>
環境ホルモンは25mプールに一滴の液体を落としただけで、1CC中に約20億個の環境ホルモン分子が存在する事となり、毒性を発揮します。
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<毎日の生活の中の環境ホルモン>
環境ホルモンは目に見えないし、感じる事もないので、毎日どのくらい摂取しているかなんて分からないですが、私たちが普通に生活しているだけで多くの化学物質を摂取している事になります。
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トマトソースのお料理をプラスティックの容器に入れると、容器にトマトソースの色移りがありませんか? もし、食品がプラスチックにシミを作ったとしたら、プラスチックの化学成分が食品にも移っているって証拠です。
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ペットボトルのお水
子どもが飲むジュースのストロー
紙コップのコーヒー
プラスティック袋に入ったレトルト食品など
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なんかも考えてみてくださいね。
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<私たちにできること>
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1。食品保存にプラスチック容器は使わない。
これは今お持ちの容器を捨てるのではなく、食品保存以外の使い方をしてくださいね。だってプラスティックは捨ててしまっても400年以上土に還りませんからね。 焼却してもやっぱり環境ホルモンを大気中に吐き出してしまう結果になります。
食品にはガラスやステンレスの容器を使いましょう。
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もし新しい食品保存容器を揃えるのが難しかったら、ローカルのチャリティーショップでセカンドハンドを探したり、ジャムなどが入っていたガラス瓶容器を再利用しましょう。冷凍庫でも使用出来ます。中には冷凍に使用出来るガラス容器もあります。
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2。プラスチックを電子レンジにかけないこと!
どうしても代わりが無くってプラスチックを使う場合、電子レンジにかけたり、他の方法で温めたりしないように気をつけましょう。
食器洗い機にも入れないでね。
材質を不安定にさせて食品に環境ホルモンが移りやすくなります。
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もしプラスチックのお弁当箱を使うなら、セラミックやガラスの容器に中身を移し替えてから電子レンジにかけてください。ソースパンに入れて加熱する方法もありますよ。
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3。缶詰を購入しない。
缶詰の内側にフィルムが張られているかどうかなんて、中を開けるまで誰にも分かりません。例え缶に「BPA Fee」って書いてあっても、他の材質のプラスティックフィルムが張られていたり、食品添加物が入っていたりします。 なので、缶詰は買わない。他の物を選びましょう。
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<子ども達の未来の為に>
環境ホルモンの影響を最も受けやすいのは、現代の子供たちです。
草食系男子や肉食女子の増加、今や6組に1組とも言われる不妊治療も「環境ホルモンが影響していない」とは言えません。
胎児にも奇形や先天異常、健康障害が起こることだってあります。
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この投稿が毎日のプラスティック使用について、真剣に考えてみるきっかけになれば嬉しいです。
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参考文献
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http://ameblo.jp/ikusyd/theme-10095480004.html
http://treadingmyownpath.com/…/bpa-what-it-is-and-why-we-s…/
http://www.gwarming.com/link/k_hormone.html
http://www.scj.go.jp/omoshiro/nobel/muller/mullerindex.html
