こんにちは。KoKeBeeのYoshikoです。
これまでにも何度かお知らせしてきている内容なのですが、今日は、私たちが応援している 、とっても熱心な活動家であり養蜂家のSimon Mulvany(サイモン・マルベイニー)という男性の話をさせてください。
このサイモン。子どものころから「虫が大好き」で、少し変わり者なところはありつつも、「自然が好き」「釣りが好き」「サーフィンやダイビングも大好き」という点ではオーストラリアでよく見かけるようなナチュラル系自然愛好家の一人です。
そんな彼が、またまた大変な目に遭っているんです。
サイモンに今、何が起きているの?
自然が好きで、蜂が大好きで、「栄養満点の美味しいハチミツを一人でも多くの人にも味わってほしい!」と心から願っている彼は、ビーキーパーとして充実した日々を送っていました。

しかしある日シングルファザーになったことをきっかけに、そのさみしさを紛らわせるためにも「Save the Bees Australia」というをコミュニティを立ち上げ、彼の情熱である「蜂の繁栄」や「循環型の本来あるべきエコシステム」、「これにまつわる農薬問題」などについて投稿を始めます。するとその声が多くの人の心を打ち、ひとつの投稿が58,000件にわたってシェア、ビューは300万件に上るなど、瞬く間に世界からの注目を浴びることとなりました。
この一件で不都合だと感じたのは、オーストラリア国内で広いマーケットシェアをほこる、大手のハチミツ会社です。その後2016年から現在にわたって、自分たちの利益の妨害となるような彼の発言を黙らせようと、膨大な資金を使って彼を訴え、甘いハチミツをめぐった苦~い戦いが繰り広げられているのです。

ほんとうの正義って、何?
もう少し踏み込んでお話をすると、この大手ハチミツ会社、実は最近になって「ミツバチの巣と健康のためのオーストラリア」といった意味合いに社名を変更しています(かなりの意訳ですがご了承ください)。しかしその実態はどうなっているのかといえば、「100% Pure Australian Honey」と明記しながらも、実際には人体に有毒な農薬などの成分が含まれる中国やメキシコ、アルゼンチンなどから輸入したハチミツを使い、人口シロップなども混ぜて販売し続けているような状況なのです。
一方、この企業によって窮地に立たされているサイモンの活動は、蜂のこと、地球のことを本当に考えたことばかり。たとえば、住宅地にできてしまった蜂の巣を、蜂を殺すことなく安全に移動させてあげたり、ミツバチの巣を全滅させるダニがオーストラリア国内に入ってきていないかを調べるため、国中の貿易港周辺の養蜂所を定期的にチェックしたりと、地道な活動を続けています(※オーストラリアはこのダニが生息しない、世界最後の大陸なので、それを死守しようと努めているのです)
私たちに今、できること
ハチの巣から取れるミツロウを使うことで養蜂活動に貢献し、未来の地球を守りたいという信念をもって活動しているわたしたちKoKeBeeにとって、このサイモンの事件は他人ごととは思えません。そしてこのニュースを目にした多くのオーストラリア国民と同じく、いち消費者として「何が正義で何が真実なのか」について、一度立ち止まって考えさせられるきっかけともなりました。
そこで、この度、新しくアンバサダーのお申し込みをいただいたら、そのお申込み料金の8(蜂)%を、このサイモンに寄付させていただくことに決めました!
KoKeBeeアンバサダーの活動は今、世界中に広がっており、熱い思いを共有して大きなビジョンに向かって動いています。新メンバーは随時募集していますので、私たちの思いに共感いただけた方、ご興味をお持ちの方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
