こんにちは KoKeBee認定プラスチックフリー生活アドバイザーのまきです。
今日は、2022年、7月27日(水曜日)に開催されるKoKeBee認定プラスチックフリー生活アドバイザー講師によるためになる講座の第4回目「安全な食の選び方、見分け方講座」のお知らせです。
今日の記事はこんな方へ
- 子どもに安全なものを食べさせたい
- 安心できるものを自分も食べたい
- 家族の健康のために食について正しい知識を知りたい
- え?原材料の表示が消えると聞いてちょっと不安になっている
- 遺伝子組み換え表示がなくなるの??どうしたらいい?
- 食品に関する法律が変わるは聞いたけど今いち詳しいことがよく分からない
- とにかく食の安全を守りたい
あなたは、いくつ当てはまりましたか?
1つでも当てはまった方に、今回の講座はピッタリの内容ですので、このまま引き続きこの記事を読み進めて下さい。
少しでも、食のことや環境のことを気にかけているKoKeBeeブログの読者の方は、きっとスーパーに買い物に行った時に、チラッとでも、裏の原材料表示を確認している方が多いと思います。
もし、それがある日、当然消えてしまったらどうしますか?
近年、この食品表示法についての法律が変更になりました。変更になったことの通知はあったのですが、じゃあ一体これからどうなるの?ということは消費者の私達には詳しく分かりませんよね。
そこで、第4回目の開催となる今回のためになる講座では、千葉県在住、松戸市でオーガニックスーパー「クランデール」を長年経営されているオーナーの川田むつみさんに「私達、消費者はこれからどうやって買い物をすればいいのか。
子どもや家族の健康を守っていくためにはどうしたらいいのか?」について、お話しを伺いたいと思っています。
この講座に参加することで、疑問がクリアになると思いますので、少しでもこの食品表示法の変更に興味がある方は、ぜひ参加して下さいね。
そもそも食品表示法はなんのため?
まず、単純に食品表示があると、私たちは買い物の際に表示をみて、個人で買うか買わないか選択することができます。
何が入っているのか購入前に分かることで、例えばお子さんにアレルギーなどがある場合でも、安心して食品を選ぶことができますよね。
食品表示の目的はアレルギーだけではなくて、いくつかの理由があります。1つずつ理由を解説していきます。
食品の安全性を消費者である私たちが知ることができる
原材料を知ることで、私たちはその食品を買うか買わないか「個人の選択」として選ぶことができます。
繰り返しますが、例えば、お子さんに卵アレルギーがある方は、その表示あることで、卵が入っている場合、事前に避けることができたり、添加物を気にする方でしたら、身体に入れたくない添加物の表示があると、その食品を買わないという選択をすることができます。
アレルギーが重度の方にとっては、命にかかわる場合もありますからね。
私たち、買い物をする側の人間にとっては、原材料を知ることは食の安全性、そして、事故の防止につながることでもあるのです。
食品の情報(栄養成分やカロリーなどを含めて)知ることができる
食品の情報といっても消費者が知りたいことは様々です。例えば糖分を気にしている方は糖分量を知りたいですし、栄養成分を知りたい人もいます。
国産なのか輸入製品なのかを知りたい人もいますよね。
私はベジタリアンなので、食品を買う場合にはお肉を使っていない製品かどうかを確認します。
このように、消費者が知りたいことは色々ありますので、食品のパッケージには色々な情報が書かれているわけです。
どこの食品会社が作っているのか知ることができる
食の安全といっても、販売、製造、輸入などの流れや何かあった場合の責任者を知ることができます。
「売っているものがどこの誰が作ったものか分からない食品は食べても大丈夫なのかな?」とちょっと不安になりますよね。
何か問題が起こった時のために製造元や輸入先の情報があることで私たちは安心することができるのです。
食品表示法は今まで誰が決めていたの?
食品表示法には実は今まで3つの法律が適用されていました。JAS法、食品衛生法(これは聞いたことがある人が多いのでは)健康増進法の3つです。
JAS法は農林水産省、食品衛生法は厚生労働省と消費者庁、健康増進法は厚生労働省です。
旧JAS法というのは、 『農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律』のことです。
主な役割として
①農林物資の規格を制定する
②農林物資の品質に関する適正な表示
などを行っています。
食品衛生法は、食品に関する※一定の安全性を確保するための法律です。
食品や、食品添加物などの規定があります。
食品衛生法は日本国内における飲食による危害の発生を防止するために制定され、食品と添加物に対する基準を定めたものです。
※全てのことに言えるのですが100%の安全と言い切れるものはないんですよね。
健康増進法は、国民の健康維持、そして現代病を予防するために制定された法律です。
食べ物は食、健康にも関することなので、色々な複雑な法律が絡み合っていて分かりにくかったのです。
そういった背景を踏まえて2015年に3つの法律の食品表示に係る規定を統合したのが食品表示法なんです。
食品表示法は2017年から2020年の間に既に数回の変更がありました。
2022年4月の食品表示法の改正で何が変わったの?
食品添加物の表示について
2020年に改正され2022年3月までが経過措置期間となっています。経過措置期間というのは、禁止事項に該当するかしないかを点検し表示を見直す期間です。
2022年4月1日から完全に使用禁止になっています。
原材料ではなく食品添加物の表示から「人工」「合成」の言葉が削除されました。
また着色料は植物だけとは限らない(虫などから色を取ることもある)ので、天然のものか合成なのかの区別ということです。
今までは「無添加」「不使用」等の表示方法に基準がなく食品関連事業者が任意で表示していました。
今回の変更では、食品表示基準に規定された禁止事項に該当する恐れが高いと考えられる表示に対しガイドラインを設けたものなので勘違いしやすいのですが、「不使用表示を一律に禁止するものではありません。」
「禁止事項に当たるか否か自己点検を行う際に用いることができるもの」としています。
ただしガイドラインに「表示禁止事項に 該当するおそれが高いと考えられる場合に当てはまることだけではなく、商品の性質、一般消費者の知識水準、取引の実態、表示の方法、表示の対象となる内容などを基に、ケースバイケースで全体として判断するものである。」という文言があります。
この文言のより線引きが曖昧で分かりにくいので表示を控える事業者が増えるのではないか?と考えられています。
また、、無添加という言葉には実は大きな問題があるのですね。
「無添加」表示に対するガイドラインは、消費者の誤認を招くような表示がある等により、表示の禁止事項を明確にするため設けられました。
無添加=消費者が安心してしまうこと
添加物は、人の健康を損なうおそれがないと国が※規定の範囲内で安全と認めて使用しているからという理由ですが、ここには、個人的には少し疑問があります。
ADI(一日摂取許容量)を設けているのは、その規定の範囲内の摂取なら安全であるということです。
添加物が本当に健康をそこなう恐れはない!と言い切れるでしょうか?日本では指定添加物472品目もあります!
例えば、海外では「身体への安全性を完全には確認できない」というしっかりとしたデータを元に禁止されている添加物も、日本では未だに使われていたりします。
例えば赤色2号は発がん性の疑いが強いと言われ、海外では使用禁止されています。
でも、日本ではいまだに食品の色漬けに普通に使われていたりします。
今こそ、一度、ちゃんと知るとき、学ぶときがきたのではないでしょうか?
気になる遺伝子組み換え任意表示
遺伝子組み換えについての変更も気になるところですよね。
こちらは「遺伝子組換え表示制度に関する検討会報告書」を踏まえて今回の変更がありました。
今までは、大豆やとうもろこしまたはそれらを原料とする加工品などで、遺伝子組み換えの意図せざる混入があった場合、それが5%以下であれば「遺伝子組み換えではない」という表示をすることが可能でした。
変な話、遺伝子組み換えのものが含まれていても、ちょっとだけだから(つまり5%以下)入っているけど、遺伝子組み換えではありません。と表示することができていました。
正しい日本語で表示となると
この袋に入っているものは、遺伝子組み換えで作られた食品ではありませんが、もしかしたら少しだけ遺伝子組み換えの食料も一緒にこの袋に入ってしまっているのかもしれません。
とでも表現するべきでしょうか?
今まで遺伝子組み換えなしだからと思って買っていた納豆だって、遺伝子組み換えの大豆も少し入っていた!ということになります。
同じ工場で色んなものをパッケージするとなると、微量の意図せざる混入というのは製造過程であり得ることで、逆に0%と言い切ることは難しいんですよね。
それで、2017年の遺伝子組み換えに関する検討会で、5%から不検出に引き下げるという報告がまとまりました。
なので、今後、遺伝子組み換えの表示が消えていくかも知れません。
複雑な法律であるからこそ、むつみさんが分かりやすくかみ砕いてお話しして下さいます。
また、今回の食品表示法の改正にあたって起こった変化は、必ずしも悪い側面ばかりではありません。
国民のことを考えて、より見やすいように変わっている部分もあるので、この機会にこれらの表示がどう変わっていくのかを知り、基本の読み方をマスターして、毎日の生活に活かしていただけたら嬉しいです!
今日の記事は、いかがでしたか?これからの食の選び方について詳しくしりたい方は、ぜひ、安全な食の選び方講座を受けてみて下さいね。
あなたの参加をお待ちしています。
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