プラスティックがどうやって野生生物を殺しているのでしょう。
好奇心旺盛な水凪鳥(みずなぎ鳥)のヒナ達が、、、
今、
死にかけている。

この子達のお腹はプラスティックでいっぱい。
ちゃんとした食べ物が入る隙間なんて、全然無い。
このタスマニア海の離れ小島は
3万から4万ほどの水凪鳥(みずなぎ鳥)が巣くろう場所
だけど、本当にたくさんのプラスティックが
雛鳥達のお腹に入ってる。
雛鳥達は強い風と戦ったり、
大きな潮の渦に立ち向かうエネルギーがない。

助けに行くよ!
科学者のチームが雛鳥を助けます。
この雛鳥は生後まだ80日。
科学者チームは雛鳥のお腹に海水を流し込みます。
この方法を「洗浄」と呼んでいます。
チームはこの雛鳥のお腹の中から91ものプラスティックのかけらを取り除きました。
「どんだけ出てくるの?信じられないわ。
ただただ、いくらでも出てくるのよ。」

「私たちは野生動物に今、色んなことを虐げられて、
その命が脅かされていることを知ってるわ。
生息環境や、密猟、
色んなことを私の経験から学んだわ。
でもこれは多分、
今まで自分の目で見て来た中で
一番大変な問題だと思ってる。」
「これ別に一番大きいかけらじゃ無いのよ。
みて。これ簡単に胃に穴空くわよね。」
雛鳥の親達は、
それと知らずにプラスティックを
我が子に与えている。
プラスティックに生えた
「藻」の香りでお腹の空いた親鳥は
それをお昼ご飯に食べているのです。
「素晴らしい人々が、
この水凪鳥たちに生き延びるチャンスを
上げるために、3週間、毎晩、毎晩、
できるだけたくさんの雛鳥を救おうとしている。」
でも、全部を助けることはできません。
「プラスティックは
沢山の化学物質を吸着して、
まるで毒の銃弾のようになる。
致命的な疑問は、
どのくらいの量のプラスティックをもって
「大量」と言うのか?
それって、1個だけ?
それとも5個?
私たちはそれを確認しなくっちゃ。
だってこの問題は
本当にあらゆる生物に
共通した問題だからよ。」
この50年で水凪鳥の数は30%減ってしまった。
その主な死因はプラスティックなのです。
BBCの動画はこちらからご覧ください。
https://www.bbc.com/news/science-environment-44579422
