こんにちは。KoKeBeeの佳子です。以前から準備をしてきたイベント「SDGsカードゲーム in Sydney」が昨日、無事に終了しました!
「SDGsカードゲーム in Sydney」ってどんなイベント?
こちらのイベントは、「今、日本をはじめとする各国で対策の必要性が迫られているSDGsについて、シュミレーションカードゲームを使って楽しく学ぼう!」という趣旨のもの。実は今回シドニー以外にも、ブリスベンとメルボルンの二都市でも既に同イベントが開かれていたのですが、シドニーでの開催は、ほかの回と少し毛色を変えて、平日の夜に、ビジネスマンの皆さまを中心にご参加いただきました。
イベントのファシリテーターを務めてくださったのは、普段はシンガポール在住で、ライフコーチやマザーズコーチジャパングランドマスターコーチとしてご活躍中の畑山理沙さん。理沙さんの歯切れよく、そして活気みなぎるパワートークも全開の中、会は、終始和やかな雰囲気で進行していきました。
ちなみに、SDGsというワードに耳慣れない方もたくさんいると思うので、ここでその定義をさらっとご説明してみますね。SDGsとは、2015年に国連で採択されたSustainable Development Goalsのこと。 日本語では、持続可能な開発目標なんていう風にいわれています。そこに掲げられているのは、17の分野にわたって細かくあげられたさまざまな目標。これを期限として定められている2030年までに達成するために、世界各国で一丸となってそれぞれの取り組みをしていこう!、、、というものなんです。
カードゲーム「2030SDGs」って?
ところで、今回のイベントに使われたこのカードゲーム。「2030SDGs」というのは、これまた何者なのでしょうか。こちらは、興味関心が薄い人でも楽しくシンプルにSDGs を理解できるように開発されたカードゲーム。一般社団法人イマココラボによって作られました。
体験するには、本カードゲームの公式ファシリテーターのもとで行われるワークショップに参加をしなければいけません。しかし今、オーストラリアにはこのファシリテーターがほとんどいなく、そこで今回、理沙さんをシンガポールからお呼びしての開催となったのでした。そんなわけで、プレイするのは私たちもこれが初めて。「一体どんな感じなんだろう」とワクワクして参加しましたが、うわさ通り、ルールはいたってシンプルでした。
まず、冒頭で各プレーヤーに「個人の目標/価値観」「お金」「時間」「プロジェクト」など、何種類ものカードが配られます。自分とは全く異なる世界観を持った人たちが混在していく中で、それぞれが個人の目標を達成するために、与えられた時間やお金を使って、次々とプロジェクトを遂行していくのです。
ここで面白いのが、自分でこなしたプロジェクトによって、世の中がどのように変わっていくのかが、ボード上で随時、ひと目で確認できるところです。こなすプロジェクトのひとつひとつが、何かしらの影響を世界に与えていくのです。そのうち、会場の中では参加者のそれぞれがいろんな行動をとり始めました。
●「大富豪になる」という野望を胸にひたすら邁進……と思いきや、「私、こんなにお金、いらないな」とふと気づいてとある行動に出た人
●お金も時間もなくなってしまって、誰にも相談できずに立ち往生する人
●自分のゴールが達成したところで達成感に浸って周りの状況に見向きもしない人
このイベントで気付いたこと
ゲームの終了後には、「カードゲームで得た感覚や感想」を振り返りながらのディスカッションと講義があり、本イベントはそこで幕を閉じます。振り返りのシーンでは、理沙さんの絶妙なアシストで、どんどんと参加者の想いや、行動の裏に隠されていた本質が明らかになっていくようでした。
私たちはこれから、何をすればよいのか。価値観や考え方において、どのような改革が必要となってくるのか――。『2030 SDGs』カードゲームでは、それぞれの目標達成までの道のりのシュミレーションを経て、こうした本質にぐいぐいと迫っていきます。
SDGsの壮大過ぎるビジョンを、マクロの視点で包括的に、そしてさらに人としての感情も置き去りにせずに地に足がついた状態でしっかりと学べるというのが、このゲームの何よりの魅力だな、と思いました。
KoKeBeeでも、使う度に「自分と世界はひとつの円でつながっていた!」ということに気付かせてくれるような商品を、いろいろと販売しています。設立当初から私たちの手づくりで販売しているみつろうエコラップは、SDGsに掲げられた17の目標すべてをカバーしている奥深〜いアイテムですし、そのほかにも、商品レンジはこれからまた少しずつ、増えていく予定です。SNSやメルマガなどでも、皆さまのお役に立てるような情報を日々配信していくので、ぜひともチェックしてみてくださいね!