<ゴミ焼却とポリエチレン>
先月、日本に滞在中にお買い物先でプラスティック袋を断るようにしていた時の会話です。
友人「私はこれゴミ袋にするねん!」
私「でも、400年も分解されないねんよ。」
友人「大丈夫!日本は焼却やから。」
私「でもダイオキシンとか問題になってるよね?」
友人「大丈夫!今は焼却炉の性能が上がってるから。」
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また、「サランラップは環境ホルモンが染み出すので良くない。」と言う話しに、ある方が
「無添加ポリエチレンラップ」
と言う物を教えてくださいました。
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どちらもオーストラリアでは面した事の無い問題だったので、調べてみる事にしました。
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ちなみに、オーストラリアではゴミは全て埋め立て。
ポリエチレンラップも調べてみたら日本でしか製造販売されていないもようです。
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プラスティックにも色々種類があり、それぞれで成分が異なり、特性も変わってくるようですが、結果をざぁーーくりと簡単にまとめました。
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昔、プラスティックを焼却すると高熱になる為に焼却炉がすぐに痛んでいたそうです。そしてダイオキシンの発生量もとても多かった。
しかし2000年に施行された「ダイオキシン類対策特別措置法」以降、焼却炉の性能もとても良くなっており、ダイオキシン発生量は大激減(2008年には1997年度の100分の1)しているようです。
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また、無添加のポリエチレンラップも有害な毒素を排出しないと多くのWeb Siteでは書かれていました。
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がっ、、、
物事は色んな面から見る必要がある!とネガティブな意見も探してみました。
* ポリエチレン「単体の」「完全燃焼」では、ダイオキシンのような有害物質は発生しない。
ーー>ゴミ焼却でプラスティック単体で焼却させる事は難しいと思います。また、「完全燃焼」させるためには正しいプロセスや条件が必要なようです。
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有毒ガスはダイオキシンだけではない。
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廃棄物を焼却すると有害物質を含む排ガスを生じますが、人の健康に影響する量ではありません。
——> 影響するか、しないかはこれだけでは分からないですよね。1日だけなら平気でも、10年、20年、30年毎日続くとどうなるか分からないです。2000年以前は大量に排出されていたと言う事実もありますので、2000年以前に生活していた人と、2000年以降に生活していた人と比べても変わってくると思いますし、健康を害するのは様々な原因が複合的に影響して発病する物と思いますので、「排ガスのせいで病気になった」事を証明するのは非常に困難だと思います。
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何れにしても、どのようなプラスティックも「石油を原材料としている化学製品」です。
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焼却すると酸性雨の原因になったり、二酸化炭素を排出させ、地球温暖化に影響します。
また、焼却の為にさらに化石燃料やを大量に使っています。
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参考資料
https://ja.wikipedia.org/wiki/ポリエチレン
https://ja.wikipedia.org/wiki/低密度ポリエチレン
http://dolovelifestyle.blog.fc2.com/blog-entry-19.html
http://sanko-shoji.jp/PACK/environ.htm
http://fine-club.com/project/?p=2924
http://www.pwmi.jp/plastics-recycle2…/…/waste_plastics5.html
http://ameblo.jp/namstar/entry-11914451315.html#main
http://www.food.sugiyama-u.ac.jp/lab/shokuan/youki/p02.htm
http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=7056
