こんにちは。KoKeBeeのよしこです。
いつの間にか、オーストラリアに来て約12年が経ちました。ずっとシドニーの海辺に住んでいて、今の家へは4年ほど前に引っ越してきたのですが、この町ではシドニーにも増して「自然保護や、サステナブルな衣食住への意識が強い人たちが多いな」と感じています。
プラスチックフリーの取り組みもさかんで、プラフリ活動団体「Plastic Free Avoca Beach」が、今年のプラフリジュライを記念して、「みんな協力してくれてありがとう!おつかれさま~」と言わんばかりに、とっても楽しいイベントを主催してくれました。
私も家族で参加してきたので、今日はそのレポートをしたいと思います。
会場へ向かうと、入口で私たちを出迎えてくれたのは、このカラフルなボード。

「ナチュラル素材で曼荼羅を作ろう!」というキッズアクティビティの説明で、こんなことが書いてありました。
1. まずは深呼吸!
2. 枝や葉っぱ、お花などの自然素材を拾ってきてね
3. 静かなスペースを見つけて、拾ったものに想いを込めて
4. 曼荼羅に並んでいるほかのものの色や形、大きさなどを見ながら、思うままにあなたの見つけたピースを並べてみて(ルールや正解はないので考えすぎないでね)
5. 皆と一緒にあなたが創造したこの作品を、思いっきりほめてあげて!
6. 今、この瞬間を、感じて味わってみて
7. 満足するまでやったら、これで曼荼羅づくりはおわり。これからも、あなた自身のために、自然に感謝してクリエイティブでいる習慣をもって!そしてあなた自身も自然の一部だということを感じて
19カ月のうちの娘も、小学生くらいのお姉さんたちに教えてもらいながら、拾った石に絵を描いて並べたり、とっても楽しんでいました。

だんだんと子どもが増えて、大きく広がっていく曼荼羅を見ていると、私たちの夢や、明るい未来への希望も、自然とどんどん膨らんでいくようでした。とってもかわいいプロジェクト。

これを終えて会場に入ると、主催のPlastic Free Avoca Beachの方々がお出迎え。ちょっとおしゃべりしてから、食べものと飲み物を買いに向かいます。
まずは「The Mulled Wine Co.」でマイカップを差し出して、モルドワインをオーダー。モルドワインとは、赤ワインにシナモンや柑橘系のスパイスなどを入れていただくホットワインです(グリューワインともいいますね)。

オーストラリアは北半球と季節が反対なので、今は真冬。甘くって絶妙にスパイスが効いてて、とっても美味しい。寒い冬にぴったりでした。
そして次に向かったのは、出張フードで本格的イタリアンを提供している「Rigatoni for Toni」。この日は今が旬のブラックトリュフのパスタが限定販売されていて、インスタでチェックしていた私はそれが目当てだったのですが、無事にオーダーできました!キッズパスタには絶対ばれないように野菜を隠し入れてくれていたりと、愛がいっぱいのパスタ屋さん。マイ容器持参で一割引きにしてもらえました(こんなやりとりがプラフリジュライ感を盛り上げてくれるので、余計に楽しい♪)。

そのほか、会場内ではフェイスペイントや、

子ども部屋やパーティ会場を飾るガーランド(壁掛け)づくり(カラフルに並んだ端切れが楽しい。スカートにしていた子も!)、

ファッションデザイナーBy Weave Collectionによる、Tシャツリメイクエコバッグづくりなどが行われて、大人も子どもも終始盛り上がりました。
音楽の生演奏もたくさんあり、大人たちも大満足。美味しいフードやワインを片手に、音楽に聴き入ったり踊ったり、子どもたちと遊んだりと、思い思いに楽しい時を過ごしていました。

途中から、表にはジェラート屋さん「Mr. Goaty Gelato」のフードトラックも登場し、デザートまで完璧。多くの人でにぎわっていました。ここのジェラート屋さん、うちの近所にあるのですが、厳選した自然素材を使っていて、かき混ぜるのも手動というなかなかのこだわりっぷり。さらに乳製品は牛乳じゃなくて山羊乳を使っていて、とっても美味しく優しい味わいなんです。
こんな盛りだくさんのイベントでしたが、さらに会場では抽選大会も行なわれました。
オーガニックフードのデリバリーサービス「Nurtured Earth_Organics」
子ども専用マイカップメーカー「Chino Club」
レストランバー「Shady Palms」
自然療法士さん「Sarah Fehlberg NATUROPATH」
地元のマルシェ「Avoca Markets」
サーフスクール「The Central Coast Surf Academy」
パン専用の食品保存袋「Aussie Bread Bags」
などなど、さまざまな地元のスモールビジネスが協賛となり、たくさんの景品が用意されていました。
そして私にもなんと、サーフレッスンが当たりました! (のほほんと続けること、何気に12年。サーフィン大好きなので、個別指導なんて贅沢で嬉しい。笑)
日本でのイベント展開が多いKoKeBeeですが、来年もこんなイベントがあれば、一緒に何かできたらいいなと思いました。
さらに、会場を後にする時に、全員に配られたのがこちらのコンポスト!筒状になっているものを土に差し込み、穴の中に生ゴミを入れて押し下げていくだけという手軽な優れもの。

「既にコンポストを持っていてお庭でやっているよ」
という人が多かったものの、
「いいのいいの!持ってって♡」という声に、
「本当に?じゃあ義理のお母さんにあげよう」
なんていうやりとりもあったりして、こうしてコンポストの輪がさらに広がり、私たちの住むこの土地の土壌がまた豊かになるかなと思ったら、とっても嬉しくなりました!
私はよく、「なにごとも、意識がすべて」だなって思っているんです。
「何をどうしたいのか」。そう思うところから、すべてが始まると思うんですよね。だから、いい未来を描いてそういう行動をとればそうなるし、悲観しておびえると、それもまたそうなってしまう気がします。
そんな中、この地域住民との集まりは、そうしたことを実感できる機会となり、本当に素敵なエネルギーに満ち溢れたいい夜となりました。
そしてそれはまさしく、KoKeBeeの活動にも言えること。遠く離れていても同じ想いを共有共鳴した人たちとの集まり(オンラインでも)や、活動は、人間本来の優しさとか温かみを感じられて、いつも感謝しかありません。
世の中がどうであれ、私は受けた生の中でできることを、愛をもってやるのみ。
いつかKoKeBeeでもこんなイベントをできたらいいな!と、静かに、でも深く、思うのでした。
今すぐ私たちが日本に行ってイベントをすることは難しいですが、最近、このイベントのように小さなお子さんも思いっきり楽しめるような「親子ワークショップ」もローンチしました! ご希望の方はお近くのアドバイザーまでお問い合わせくださいね!
KoKeBeeのお仕事をさせていただいていることにも、この町で、いつの日か思い描いていたようなピースフルな暮らしをしていることにも、感謝!です。
