こんにちは。 地球をはぐくむ活動隊 チームこけびー のIkukoです。
12月に新しいお家に引っ越しをして、一番嬉しい事はお庭に大きなコンポストの設置が出来た事です。

私は10年以上前からミミズに生ごみを処理してもらうワームコンポストをしています。
ユニットに住んでいたのでキッチンの片隅にコンポストを置いて生ごみを処理していましたが、家族4人分の生ごみ全量を処理するにはコレ一台では難しく、ミミズさんキャパオーバーにより週3日分くらいは生ごみをゴミとして捨てていました。
お野菜の皮などむいて捨てたりせずに丸ごと頂く一物全体食、Whole Foodも長い事続けており、生ごみを減らす努力もいっぱいしてきたつもりです。
それでもどうしてもゴミとして捨てなければいけない物が常に出てくる事を、いつもいつも心苦しく思っていました。

そして遂に! 引っ越しを機に、地面に置くタイプのコンポストを設置したのです。
これは底の無い四角い箱です。
この中に生ごみをポンポン入れて行くだけです。

この箱に太陽のエネルギーが燦々と降り注ぎ、中に熱が発生して堆肥化して行く仕組みです。
酸素を必要とする為、一日1回かき混ぜる必要があります。
これなら今までのミミズコンポストで処理出来なかったタマネギの皮や動物性のゴミも捨てられるし、何と言ってもキャパシティーが大きいので4人家族のゴミは全部!これで処理出来ます。

このコンポスト、私の住んでいるRockdale Councilで50%の助成金を出してもらって購入しました。
NSWの多くのカウンシルでは、コンポスト設置費用に助成金がでるんですよ。
お住まいの地域でどれくらいの助成が受けられるかは、こちらで簡単に調べられます。
コンポストをどうやって管理するか勉強できて、クイズに応えて助成金を申請します。
ミミズのWarm Farmとコンポスト、両方の勉強ができますよ。
とっても楽しいので、ぜひお子さまと一緒にやってみてください。
このWeb Siteで、生ごみに関してとっても興味深い記事が書かれていました。
オーストラリアではGeneral Bin(赤いフタのゴミ箱)に入れられたゴミは埋め立てられるそうです。
埋め立てるなら土に還るので良いのでは? と思いませんか?
いえいえ、そんな簡単な話しじゃないらしいです。

オーストラリアでは一年に4.5Mトンの生ごみが埋め立てられ、それにより16.5Mトンの二酸化炭素が放出されるそうです。
埋め立てられた生ごみは、そこでドンドン腐って行きます。
何故でしょう。
それは酸素が入って来ないからなんですね。
だれもかき混ぜずに上からどんどん新しいゴミが積もって行くだけです。
生ごみを捨てる際、プラスチックの袋に入れて、それをGeneral Binに入れていませんか?
それがそのまま埋め立てられたら、、、酸素入りませんね。はい。
そして腐った食物からはメタンガスが発生します。
このメタンガスが気候変動をもたらします。
その威力は二酸化炭素の25倍もあるんだとか。
そして大量のゴミを埋め立て地までトラックで運ぶのに、空気を汚し、二酸化炭素が発生します。
また、その生ごみは上述したようにプラスチックの袋に入っていたり、その他のケミカルなゴミと一緒になっていたり、アルミや水銀などの有害な重金属のゴミも混じり合って埋め立てられる為、たくさんの環境ホルモンや酸性毒がその下の土に吸い込まれます。
そしてその毒素は、人間が飲む為の水にも影響するのです。
食べ物は私たちの食卓に並ぶまでに、長い長い旅をしてきています。
食物や家畜を育てるには大量のお水が必要です。
肥料、飼料、エネルギー、冷蔵、保管、梱包、そして移動する為の燃料。
あなたがスーパーマーケットで食品を手にするまでに、こんなたくさんの消費を得てやってくるのです。
生ごみをコンポスト処理するのは、ゴミ埋め立ての悪影響を減らします。
でもその前に、生ごみの量そのものを減らす努力も必要ですよね。
引用ココまで。

こんなに土に還る事の出来る物ばっかりなのに、何故ゴミとして処理する社会になっちゃったのかな。
少しでも多くのお家でコンポストが使われるよう、広まればいいのになぁと願って止みません。