こんにちは
KoKeBee認定プラスチックフリー生活アドバイザーのまきです。
前回の記事では、オーシャンクリーンアップで拾い上げ大量のプラスチックゴミはどうするのか??
というところで終わりましたね。
今日の記事では、具体的に海で集められたプラスチックゴミをどういった方法で対処しているのかお伝えしていきますね。
プラゴミがおしゃれなサングラスに生まれ変わる!

オーシャンクリーンアップでは、海で拾い上げられた95%のプラスチックを再利用して、サングラスを作っています。
オーシャンクリーンアップは2019年に大平洋ゴミベルトから拾い上げたプラスチックのゴミを再利用してサングラスに代えて販売しています。
イヴ・ベアーさん(Yves Béhar)がカリフォルニアでデザインし、サフィロ(Safilo)がイタリアで製造して商品化されています。
スタイリッシュでおしゃれを楽しみながら、海からプラスチックをなくすための素敵なアイデアですよね。
また、寿命がきた際や、修理できなくなった時、壊れてしまった際など、出番が終わる最後の時まで考えて簡単に リサイクルできるようにサングラスのデザインも設計されています。
サングラスの売り上げ100%を海の清掃代へ

プラスチックの再利用で作られたこのサングラスの売り上げの100%が、そのまま
継続的に海の清掃資金に使われます。
サングラスが1組売れると、サッカーグランドの24個分の敷地面積を清掃することができると計算されています。
なので、今、商品化されている全てのサングラスがすべて売り切れた時には、サッカーグランド50万個分の海の面積を清掃ができるんですよ。
ちなみに、2021年11月3日、今日の時点で、サッカーグランドの354,540個分の面積が清掃されています。
オーシャンクリーンアップの最終ゴールは、サッカーグラウンド500.000個分なので、現在71%です。
サングラスを購入して、海のプラゴミを減らすことに協力したいという方は下のリンクからサングラスを購入することができます。
↓ ↓ ↓
すみません。日本へは販売していませんが、オーストラリア在住の方は購入することができます。
現在のところ、郵送可能な国は、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、ノルウェー、イギリス、スイス、アイスランド、モナコ、アンドラ、リヒテンシュタイン、ニュージーランド、オーストラリアとなっています。
見た目もおしゃれなサングラスですが、サングラスになるまでの工程には、長い道のりがあります。
一番、大変なのはきっとプラスチックゴミの分別ではないでしょうか?
網を引き上げた後に船の中で、まずはプラスチックの種類や商品ごとにまずは仕分けをしていました。
仕分けする中で、再利用できるもの、できないもの、リサイクルできるものなどを分けていくようです。
「海からすくい上げたゴミを新しいものに作り替えて、また再利用して最後まで使いきる」ということは無駄がない素敵な考えだと思いました。
マイクロプラスチックは海の底に沈んでいるのではないの?

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、プラスチックは紫外線や海の海水などの影響でどんどん劣化していき、 最後は小さなマイクロプラスチックになっていきます。
2014年から2015年にかけてオーシャンクリーンアップは海水の表面から5メートルまでの範囲で調査をしました。
その結果、驚くことに海に流れ着いたほとんどのマイクロプラスチックは海の表面近くに浮いていることが
分かりました。
もちろん、プラスチックに使われる原料の種類にもよりますが、ほとんどのプラスチックは水よりも軽いということが分かっています。
海に流れついているほとんどのプラスチックゴミの原料はポリエスチン、ポリプロピレンであることが多いので オーシャンクリーンアップでは、海に浮かんでいるゴミをまずは取り除くことにフォーカスしています。
もし、プラスチックゴミがこのまま増え続けてしまうと、海の生命体に影響を及ぼしてしまいます。
プラスチックは自然のもので作られた製品ではありませんから、決して自然に還ることはありませんし、また、 プラスチック製品に使用されている化学物質が流れ出てしまうことも海の汚染につながっています。
なので、一刻も早く、私たちはこのプラスチックごみ問題を解決する必要があると思います。
いかがでしたでしょうか?
こんな素晴らしいプラごみを減らすためだけにフォーカスした網が発明されていること。
実際に使ってみて一回で9000キログラムのゴミを拾い上げていること。
うまく使うことによって2040年までに海のプラごみの90%は拾い上げられることが可能であること。
海のジェニーことシステム002の活躍で、2040年までに海のプラごみがなくなるといいですね。
それと同時に、私たちは、普段の使い捨てのプラスチックを使う回数を減らし、これ以上海への流れ出てしまうのを私たちが止める必要もあるかと思います。
今日も、最後まで読んで頂きありがとうございます。
オーシャンクリーンアップの活動は日々インスタでアップされているので、
もっと詳しく知りたい方は、こちらのインスタページもフォローしてみて下さいね。
今日も、最後まで読んで頂きありがとうございます。