明けましておめでとうございます。
KoKeBee認定プラスチックフリー生活アドバイザーのまきです。
今日の記事ではオーストラリアの「ソフトプラスチック袋のリサイクル問題」についてお伝えします。
今日の記事を読んで今後、私たちは、プラスチックのゴミを減らすために「どうしていったらいいのか」を考えるきっかけになれば嬉しいです。
2023年のあなたの暮らしが少しでも地球に優しく、エシカルな生活に近づけますように…
オーストラリアのゴミの分別について
始めに、日本やオーストラリア以外の海外にお住まいの方もこの記事を読んで下さっているかと思うので簡単にオーストラリアのゴミの分別について説明しておきます。
オーストラリアのゴミのシステムは日本とは少し違います。オーストラリアのゴミの分別は2種類だけです。1つは一般ごみ、2つめはリサイクルです。
各家庭に2種類のゴミ箱が住んでいる市役所を通して支給されます。もう1種類、実は、地域や家庭によってグリーンビーンというゴミ箱もあります。 グリーンビーンには草木、枯れ葉や生ごみを入れます。(このゴミ箱については、今日は省略します。)
まず、一般ごみには、リサイクルできない全てのゴミを入れます。
リサイクル用のゴミ箱には、缶やビン、牛乳パックなどのリサイクルすることのできる硬いプラスチック(オーストラリアでは硬い素材のプラスチックをハードプラスチックと意表しています。)を入れるように住んでいる市のカウンシルから指定されています。
週に1回、ゴミ収集車が廻りながら、ゴミを回収するシステムになっています。
オーストラリアの大手スーパーがソフトプラスチックの回収を中止
オーストラリアのゴミの分別は2種類のゴミ箱に分別されていることをお伝えしました。
では、硬い素材以外のプラスチックはどうするの?と疑問になりませんか?
オーストラリアのスーパーには「ソフトプラスチック専用」の回収箱が設置されていました。目的は家庭からのゴミを回収してリサイクルするためです。
それがついに2022年の10月に廃止されてしまいました。
私がそれに気づいたのは2022年(去年)の11月です。11月の末に、オーストラリアの大手スーパーマーケットへソフトプラスチック袋をまとめて持っていったら、ソフトプラスチックの回収ボックスである赤いリサイクルビンが見当たりませんでした。
お店のスタッフに聞いてみたら回収箱は10月に撤去されたとのことです。
- え?なんで回収サービスをやめてしまったの?
- これから家庭から出るソフトプラスチックをどこに持っていけばいいの?
- サービスをやめられたら、ソフトのプラスチックゴミはどうするの?
- 私達は消費者は困る。
と思いますよね。
理由はどうしてなのか?氣になって自分で調べてみました。
ソフトプラスチック回収中止の背景は?

今までの流れをかんたんに説明します。
ColesとWoolworthsは今まで集めたソフトプラをREDcycle社に渡していました。
↓
その後は、Carrum Downsのリサイクル業者に引き渡されます。
今までは、リサイクル業者としてReplasとClose the Loopという2つのソフトプラスチック取引先がありました。
が、、、、、
現実問題として
オーストリアのスーパーでは1日500万個のソフトプラスチックが回収箱に入れられています。
1日ですよ!1日のゴミの量は500万個です。
で、、、、、
こんなに大量のゴミを毎日、毎日、各個人、各家庭から持ち込まれても
早い話
リサイクル追いつかないよ!!!
っていう話です。
ここから、私たちが学ばなければいけないことは
自分の目の前からゴミがなくなっても、(家の中から消えても)結局ごみはなくなったわけじゃないと言う現実問題を知ることです。
オーストラリア国民がゴミを出す量が多すぎてプラごみのリサイクルが追いつかない。。。。というのは事実です。
大変だけど、結局は、私たちがゴミになるものを買わない選択をしていかないといけない時にきています。
私達、個人にできることはある?
家庭から出すプラごみを減らす工夫をするしかないと思います。
例えば、食品についてです。
野菜は箱買いを利用する。
オーガニックの野菜宅配サービスを利用すると、プラ無しで野菜を配達してくれる会社も多いです。
- マーケットやスーパー行くとき、裸野菜を選ぶ
- 野菜入れる袋を持参する
- プラ入りより、箱入り、もしくは、量り売りのお店を選ぶ
できることを一緒にしていきましょう!!!
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例えば使い捨てラップは一度使うとソフトプラスチックの分類に入るので、ゴミになってしまいますが、みつろうエコラップは洗って何度でも使うことができます。
ソフトプラスチックを減らすために、みつろうエコラップを使ってみてはいかがですか。
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