こんにちは。KoKeBeeプラスチックフリー生活アドバイザーのまきです。あ〜寒い!寒いメルボルンから今日の記事をお届けしています。
無添加なら安心。
無添加だからこれなら大丈夫。
これは過去の私のつぶやきです。エコに興味を持ち始めたのは、一番下の息子が生まれた約8年前位です。
同時期に、長男が「ベジタリアン」になったことと重なり、私のライフスタイルは「安くて便利」から「安心、ナチュラルライフ」へと移行していると思っていました。
そしてハマったのがこの「無添加」ということばです。
「無添加」はほんとうに「無添加」なのでしょうか。今日は「無添加」を一歩進んだ視点でみてみたいと思います。
無添加製品は色んなものが出回っていますよね。例えば、一番代表的なものであれば食品、洗濯洗剤などの日用品、化粧品などの肌ケア用品などもあります。
特に、食べ物は口にいれるものですからKoKeBeeの読書さんならば「無添加」を選んでいるのではないでしょうか。
無添加ライフを送る人が気にしているキーワードは以下の3つだと思います。
- 化学調味料(海外だとMSG)
- 合成着色料
- 保存料
洗剤、肌ケア用品であれば
食べ物ではないので、味をつけたりよくする必要はないので代わりに、いい香りがするように香料などが使われたりしますね。
何を買うにしても、私たちはある種の「添加物」という言えないものの存在をどこかで気にしながら買い物をしています。
今日の記事では「無添加は安心ではありません!無添加製品を選ぶのはやめましょう」というものではありません。
そんなこと言い出したら、きっと買うものがなくなっちゃう」と思う方がいるかもしれませんからね。
なので、安心してください。具体的に、私たちはどんなことに気をつけて買い物をしたらいいのか。
今日の記事を読むと、今まで無添加と書いてあったから買っていたのに、騙されて買っていた!ということがなくなり、からだと地球に優しい暮らしができるようになります。
前回、エコ洗剤について書いたので今回もその流れでエコ洗剤を例にしながらお伝えしていきたいと思います。
最近、流行の無添加洗剤は何が入っていないのか?

最近、日本で流行っている洗剤を探してみて一体、何が入っていないのかを調べてみました。
ある洗剤の公式サイトを読んでみると、蛍光剤、漂白剤、着色剤が、それぞれ無添加です。とはっきり書かれています!!
だから、「無添加」ということばを信じて添加物が何も入っていないと思っていれば、あなたの勘違いということになります。
衝撃の事実!無添加洗剤は無添加ではない。

結論を先に言えば「無添加洗剤」と書いて販売されているものは、あくまでも、この洗剤の容器に書かれているもの(蛍光剤、漂白剤、着色剤には添加物は入っていません。)という話になります。
実際に、原材料の全てを調べてみると、以下のものが入っていました。

原材料の上から3番目に当たるポリオキシエチレンアルキルエーテル(AE)は、界面活性剤の一種です。色々な種類の界面活性剤がありますが、このAE、石けん分の下にある直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LAS)は代表的な洗剤の成分としてよく使われています。
(個人的には、香料も気になりますが、香料に関しては何が入っているのかの説明は下の方にあります。)
興味がある方は、こちらもどうぞ
(65ページに渡り、日本石鹸洗剤工業会から評価票が公表されています。
参考サイト
AE(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)皮膚に対する安全性は?
参考資料より引用:P24
①通常使用時における皮膚に対する安全性 ウサギを用いた皮膚刺激性試験では、AEを未希釈で塗布した場合には、強い刺激性が認められ るが、低濃度(1%以下)では皮膚反応が生じないか、あるいは軽度な反応しか認められない4,5)。 また、感作性は、モルモット皮膚感作性試験で調べられ、陰性であることが確認されている6,7)。 ヒトにおいては、AE 20%配合クリームの繰り返し貼付試験によって、軽度な刺激性が認められ た8,9)。また、感作性は認められなかった9)。
LAS:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム:皮膚に対する安全性?
参考資料より引用(P5)
① 通常使用時における皮膚に対する安全性
LASは高濃度(10%)ではモルモットの皮膚に対して刺激性を示すものの、1%では皮膚反応を生じないことが確認されている2)。また、ヒトにおいて0.05%および0.2%水溶液での繰返しパッチテストという、実使用条件よりもはるかに厳しい適用方法で皮膚への影響が検討されたが、軽度から中程度の皮膚反応に留まることが確認されている3)。さらに、アトピー性皮膚炎患者20名に対して実施したLAS水溶液の48時間クローズドパッチテストでは、最高適用濃度1%でもわずか1名に軽度の紅斑が認められたのみである4)
なぜか香料の成分は英語表記になっていました。気になるなら1つ1つ調べてねということですかね。
実際に無添加洗剤の声を集めてみた!
私は海外在住で試しに使って実験したりできる機会がないので、ネット上で気になる声を探してみました!(本当は使って、正直レビューしたいです)
皮膚に対する安全性が軽度ならいいの?

ここからは、私個人の意見になりますが、一人一人、皮膚の状態は違います。
特に敏感肌ですと、他の人が何も皮膚に異常を感じない場合でも痒みや赤みなどでからだが反応することもあります。
軽度だから安全なのか?ともし、私が質問されたり、「安全とは言い切れない」というのが正直な考えです。
さあ、じゃああなたはどうする?

買う時は見ざる!聞かざる!

私は、ライティングもしているので、まあ、商品のパッケージを見たり、読んだりするのが実は大好きです。
が、あえていいます。
買う前にじっくりとパッケージを見たり読んだりしてはいけません。商品は売るために色んなことばを使ってあなたを誘惑してきます。
読んでいると、「あっ!これ良さそう」と思うことありますよね。→それです。
なので、原材料は見ても、広告の部分である部分は読み流すようにしましょう。
また、テレビやYOUTUBEでの宣伝も見ざる!が一番。何度も聞くことによって情報を刷り込まれてしまったり、あの子持ちの女優さんがCMしているから安心な商品と思ってしまうこともあります。
なので、聞かざる!広告はなるべく聞かないようにしましょう。
もし、無添加洗剤を買うならば、、、

なるべく、原料表の項目が少ないものを選ぶようにしましょう。もし、時間があるのであれば自分で作ると材料がより分かり確実ですよ。
後は、原料にこだわっているお店や企業を応援するという意味で自分が信頼できる企業から買うこともいいと思います。
みんなに優しい社会を目指すにはあなたの買い物から、、、
買い物は投票です。今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。