こんにちは
KokeBee認定プラスチックフリー生活アドバイザーのマキです。
今日は、メルボルンにあるちょっと変わった「ユニークなカフェ」を紹介します。
このカフェの運営の仕方がとっても素敵でぜひ、あなたに知って欲しいと思ったからです。
例えば、よくあるカフェだと、カフェのメニュー表には値段が書いてあります。
スタッフの方はほとんどが正社員、もしくはアルバイトです。
でも、このカフェは違うのです。
なんとこのカフェには値段がない!
そしてスタッフはボランティアで成り立っています。
このカフェのコンセプトは「SDG’sの理念」と重なる部分がいくつかあります。
「SDG’s」というのは、国連サミットで決められた持続可能な開発目標のことです。
かんたんにいえば、世界中の人たちが一人も取り残されることなく、幸せに暮らすための目標
SDG’sには大きな17の目標があります。
SDG’sについて詳しく知りたい方はこちら
☟
SDG’sを意識したこのカフェの「ユニークポイント」を抑えながら、お店の情報を本文で紹介していきますね。
では、早速いってみましょう。
Lentil as Anything カフェは人の優しさで成り立っている?ユニークポイント5つを紹介
①値段がない
②メニューは全てベジタリアン
③スタッフはボランティア
④食料破棄問題に貢献
⑤人材を育てる場として提供
このカフェには値段がありません。
このボードは、私がカフェにいった日のメニューです。
- カレー(タイグリーンカレーとキャベツとレントル豆カレー2種類)
- 野菜のダンプリン(蒸し餃子)
- バジルペーストのパスタ
カフェのボードを見て分かるようにこのお店のメニューには値段が書いてありません。
値段は「あなたの経済状況」と、「良心」で決めることが出来るからです。
だから空腹で本当にお金がない時はここに来ればいいのです。
もし、あなたがおなか一杯食べて、料理にも満足で、金銭的に払えるのであれば、他のカフェの値段を参考に料金を払いましょう。
参考までに、メルボルンのカフェでワンプレートの料理を注文したら、平均15ドルから20ドルします。
(日本円では1500円から2000円くらい)
募金箱が置いてあるので、お店を出る時にお金を投入します。
現在はコロナの影響もあり、カードで自分が好きな金額を設定して払えるようになっています。
特に今、メルボルンではロックダウンの影響で失業した方がたくさんいます。
このカフェは生活に困っている人の飢え問題に貢献してしています。
これはSDG’sの17の目標である
1つ目、貧困をなくそう
2つ目 飢餓をゼロに
3つ目の すべての人に健康と福祉を
という目標をカバーしています。
メニューは全てベジタリアン
このカフェのメニューにはお肉がありません。
全てベジタリアンメニューです。
メルボルンは多国籍な街
宗教上、お肉を食べない方や環境や、動物保護の観点からお肉を食べないベジタリアンの方もたくさんいる街です。
なので、このカフェに来れば誰でも一緒に料理を楽しむことが出来ます。
このカフェのメニューは毎回違います。
違う理由はその時に働いているスタッフの国籍や、仕入れた食材によって変わるからなんですね。
食品の廃棄問題に貢献
メニューに値段がないのにも関わらず、このカフェがうまく運営できているのは、おそらく破棄される予定の野菜や果物をレスキューしてそれを食材として使っているからです。
スーパーから賞味期限が近づいてきた野菜や果物、パン屋さんの前日の売れ残りなどが運ばれてきます。
ほとんどのパン屋さんは毎日パンを焼き、売れ残りは閉店後に廃棄しています。
配達されてきた野菜やパンなどは、カフェの一角で販売もしていて、誰でも格安で購入することも出来ます。
私たちは、買いすぎたり、作りすぎたりと色々な理由で本当は食べられるはずの食料を本当に無駄にしています。
賞味期限もあくまでも目安であって切れた時点でお腹を壊すというものではないのです。
なので、自分の舌や匂いで判断することも大切なのかなと思います。
スタッフはほとんどボランティア
このカフェはほとんどのスタッフがボランティアで働いています。
海外から来た留学生がカフェで働くためのスキルを身につけるために、学びにくる。
自閉症やうまく社会に溶け込めない人達もここで仕事をしながらソーシャルスキルを身につけたり、得意なことを生かしたりしています。
ちゃんとカフェでの仕事に必要な仕事内容をトレーニングをしてくれる仲間も一緒にいました。
私たちが、このカフェにいった時は平日のランチタイムだったこともあり、本職をすでに引退したおばちゃん達が楽しそうにキッチンで沢山働いていました。
人と関わったり人の役に立つことで、年配になっても人と繋がれるというのはとても素敵なことだなと思いませんか?
人材育成の場として活用されている
ここでボランティアをしている人は、本当に国籍も様々。
英語をうまく話せない人もいます。
でも、このカフェには国境や宗教の壁がないんです。
色んな人がいてもいい。
色んな考え方があってもいい。
それでも、私たちは同じ仲間
ということが本当に伝わってくるんです。
SDG’s
4つめ:質の高い教育をみんなに
5つめ:ジェンダー平等を実現しよう
8つめ:働きがいも経済成長も
10つめ:人や国の不平等をなくそう
12つめ:作る責任、つかう責任
メルボルンのカフェ「lentil as Anything」
いかがでしたか?
今日、紹介したのは、メルボルンにある「Lentil As Anytnings」というカフェ。
ここは、お金の壁も国籍の壁もない自由なカフェです。
ぜひ、メルボルンにお越しの際は訪ねてみて下さいね。
Lentil as Anythingカフェ情報
Lentil As Anything カフェのホームページはこちら
☟
https://www.lentilasanything.com/thornbury
住所
562-564 High st Thornbury Victoria 3071
営業時間
午前10時から3時
午後6時から9時まで
行き方
忙しい現代社会、私たちはつい、「お金があれば全て解決できる」とか「お金さえあれば」と思いがちですが、このカフェは、「本当に大切なことって何だろう?」って考えさせてくれるカフェだと思います。
人の優しさで成り立つ社会もあると思うと、それだけで心が暖かくなりますよね。
KoKeBeeのワークショップでは、SDG’sについて学びながら楽しくみつろエコラップを作ります。
みつろうエコラップはこれから「新しい1年を迎える新生活にもピッタリ!
ワークショップで蜜蝋エコラップを作りあなたの大好きな人に優しさをプレゼントしてみてはいかがですか?
ワークショップへの参加はこちらから
☟