KoKeBee認定プラスチックフリー生活アドバイザー・トレイナーの土谷千絵です。
2022年7月某日、ABAB上野主催のゼロウェストイベントへ参加してきました。

「ZERO WASTE(ゼロウェイスト)」とは「無駄や浪費、ゴミを無くそう」という意味で、生活や事業によるゴミの排出をゼロにすることが目的です。
近年はプラスチック類が含まれているゴミが多く、適切に回収されないと海に流れ出してしまうため海洋汚染の原因となっています。このような背景を解決するために「ZERO WASTE」という言葉を掲げ、ゴミの排出を減らそうという取り組みが広まっています。
ABAB UENOさんの取り組みとして、さまざまな企業様と協力をしながら『COOL CHOICE チャレンジ』をテーマに資源/ごみの削減について知る。考える。行動する。ごみを0にすることを目標とした「ZERO WASTE」の考えに則った地球の未来を考えるイベントを月間通して実施するとのことで、私もその想いに共感し、ワークショップを開催してきました。
そして今回、もう一つ、ゼロウェストストーリーを入れたい!という私の想いに快く賛同した下さった会社さんがありました。それが、サステナブルイベントで偶然の出会いから始まったご縁、オーガニックベビー服メーカー「Haluulala organic」さんです。
Haluulala organicは春の柔らかい日が差すうららかな日のように希望に満ちた明るい未来を子どもたちに贈りたい。そんな思いから誕生したカラフルなオーガニックコットンのベビー服ブランドです。畑からはじめる服作りは材料・工程すべてにおいて人と環境に優しいというこだわりをもって製造・販売しています。
貧困問題・児童労働問題を改善したいという想いから、アジア最貧国と言われるバングラデシュに自社工場を置き、太陽光発電を取り入れて環境負荷を最小限に抑えたものづくりをしています。カラフルな柄で環境問題や動物愛護を優しく伝えながらも着心地を考えたデザインで選ぶ人それぞれの想いに寄り添いながら1つ1つ丁寧に作られています。
今回のイベントでは縫製の過程でどうしても出てしまうロス生地をご協賛頂き、それをこけびーのオリジナルブレンドのみつろうシートで加工していきました。まさに究極のもったいない精神のつまったみつろうエコラップとなりました!

ロス生地は機械切断ではないので取れる柄も大きさも様々。
実はこの中から選ぶのもお客様は楽しんで下さいました。
「可愛らしい柄ね!」
「“お花“が入っているのと”ちょうちょ“どちらがいいかしら……」
「四角がいいわ!」
などと、思い思いに柄と大きさを選んでいらっしゃいました。

「もっと作るの難しいかと思ったけど、こんなに簡単ならいいですね、コロナでキャンセルしようかと思ったけど、来てよかったわ~!」
というご感想も頂けました。
夏休みということもあり、親子参加もちらほら。
夏休みの自由研究にしたい!ということで、オリジナルワークシートを使いながら、ゆっくりと進めていきました。
印象的だったのは小学生のお子様の回でした。
Haluulalaorganicの児童労働の取組みに触れた時、自分と同じくらいの子どもたちが働いているという話に、驚かれてお母さまと目を見合わせていたり、マイクロプラスチックが食物連鎖に組み込まれてしまっている現状やウミガメの話も響いたものがあった様子……。
日本は恵まれているので、子どもたちはなかなかそういった状況が想像つきません。
2社連携が実現できたからこそ、伝わる講座になったのではと思います。
SDGsの伝え方は各社様々ですが、自分たちのできることから、小さなことでもやっていく、そんな気持ちが大切ですし、コラボするとよりわかりやすく、伝わりやすくなるのかもしれないと感じた2日間でした。

オーガニックベビー服メーカー「Haluulala organic」についてもっと知りたい方は、ぜひこちらのページもご覧ください。
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