こんにちは! KoKeBee認定アンバサダー北海道札幌市在住の陽子です 。
他国に比べるとエコ活動の動きが遅いともいわれがちな日本ですが、ここ最近は日本でもプラスチックごみ問題のニュースをいろいろなところで耳にするようになってきました。
このプラスチックごみですが、海や環境を汚すだけではなく、私たちの体そのものに影響があるということは知っていますか??
その正体は
『環境ホルモン』
「聞いたことはあるけど、実際どんなもの?」という方も多いのではないでしょうか。
KoKeBeeのブログでもよく出てくるこのワード。今日はこの『環境ホルモン』について少しお伝えしたいと思います。
何事もバランスが大事!
私たちの体には、ホメオスタシス(生体恒常性)といって、体の外や中の環境が変化しても、体の状態を一定に保つための素晴らしい仕組みが備わっています。
この働きのおかげで、暑いところや寒いところに行っても体温や血圧は一定に保たれ、体内の水分や体液の浸透圧を保つこともできています。さらに傷口を塞ぐチカラが働いたり、ウィルスなどの病原体をからだから排除してくれる作用もあります。
このような働きがホメオスタシスなのですが、その代表的な3つの柱が
・自律神経
・免疫
・ホルモン
です。
この3つの柱がバランスよくそろっているからこそ、私たちの体はいつも一定に安定した状態で過ごすことができるわけです。
環境ホルモンは、別名を「内分泌かく乱ホルモン」ともいいます。
つまり、環境ホルモンとは、このホメオスタシスに欠かせない働きのひとつ「ホルモン」の働きを「かく乱」してしまうのです。
かく乱と聞くと、ちょっとドキッとしませんか?
ホメオスタシスは、この3つの柱のうちのどれが欠けてもうまく働きませんし、どれかが多くてもダメなんです。とにかくバランスが大事!となります。
環境ホルモンと私たちのホルモン
実は、環境ホルモンは、私たちのホルモンとよく似ています。なので、体の中でかく乱が起こります。
「それって一体どうなるの??」っというのが、一番知りたい重要なところですよね。
実はリストアップしようと思えばまだまだ考えられる影響はあるのですが、例えばちょっと考えただけでも、こんなことが挙げられます……
・オスのメス化(草食男子)
・精子も奇形や、運動能力の低下
・子宮内膜症や更年期障害などの婦人科系トラブル
・不妊(男女問わず)
・喘息・アレルギーなどの炎症の原因
・発達障害
上で書いた通りに、3つがバランスよくそろっているから、上手に働くホメオスタシス。
ホルモンの働きに異常が起こると、他の免疫や自律神経にも影響をおよぼして、素晴らしい働きをしてくれている私たちのホメオスタシスがちゃんと働かない…!! ってことになってしまうんです。
環境ホルモンは、どんなものに含まれているの?
環境ホルモンが私たちの健康に及ぼす影響については、なんとなくでも分かっていただけたと思います。一体この「環境ホルモン」はどんなものに含まれているのでしょうか?
最初に挙げたように、わたしたちの身の回りであふれている「プラスチック」に含まれています。
さらに、環境ホルモンは、油と熱で溶け出します。例えば、プラスチック容器に入った油分たっぷりのコンビニのお弁当を、レンジでチンしたりすると、この溶け出した環境ホルモンを食べものと一緒に摂取してしまうことになってしまうというわけです。ほかにも、環境ホルモンが溶け出してしまうようなアイテムやシーンは、どんなところにあるでしょうか。それは例えば、こんなものたち。
プラスチックのラップ
テイクアウトのコーヒーカップ
カップ麺の容器
コンビニのホットのお茶
プラスチックの保存容器
子供用の食器類
お弁当箱
etc..
ほんのちょっと立ち止まって、ここで考えてみてほしいんです。
身の回りに、プラスチックの製品はどれだけありますか??
それは、子どもが使うものにも多く存在していませんか??
食べ物にふれるものに、多く使われていませんか??
ほかにもなんと、感熱紙のレシートなんかにも、含まれていたりします。
どうでしょう。こうしてリストアップしてみると、私たちの生活の中でも既にたくさん使われているのが分かるのではないでしょうか?
環境ホルモンを避けるためには……
では、私たちのホルモンをかく乱してしまうこの環境ホルモンを避けるには、どうしたらよいのでしょう?
その答えはとってもシンプル。少しずつでもいいので、やっぱり使わないことが一番なのではないでしょうか。
ここからはその回避策として今日から使っていただけるアイデアをご紹介していきます。
1.お弁当箱は、ステンレスのものにする。又は、まげわっぱを使う。
曲げわっぱはレトロで可愛いので、使ううちにどんどん愛着もわいてきそうですよね!
2.子どもの食器類は、長く使えそうで丈夫な陶器のものにする。
木製のカトラリーもかわいいですよね。
3.タンブラーを持ち歩く
小さなことですが、毎日飲む飲料水からの影響もあなどれません。
4.蜜蝋(みつろう)エコラップを使う
直接口に運ぶ食べ物は、やはりプラスチックではなくみつろうエコラップなどで包むのが安心安全です!
あまり難しく考えないで、プラスチックは避けて、なるべく長く使えて、使うとワクワクときめいて、愛着のわくものを選び取っていく…。そんな風に考えて、生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?
「体に悪いから…」
「怖いから…」
そんな理由ばかり考えていると、ストレスから、かえって体への害につながってしまいかねません。一度理解したら、その後は楽しく、極力ストレスフリーに解決策を取り入れるよう、頭を切り替えてみるのがよいかな、と思います。
KoKeBeeのみつろうエコラップは、見た目にもカラフルなので、私も使うたびに明るい気持ちにさせてもらっています。まだ使ったことがないという方も、ぜひ、新たな習慣の代表選手として取り入れてみてくださいね。