こんにちは
KoKeBee認定プラスチックフリー生活アドバイザーのまきです。
私の住んでいるメルボルンは「秋はどこへ行ったのでしょう」と思うくらい毎日、雨プラス寒い日が続いています。
逆に反対側の日本は少しずつ暑い日が続いているのではないでしょうか?暑くなり海開きを楽しみにしているご家族もいるかも知れませんね。
さて、今日,6月8日は何の日かご存じでしょうか?
正解は「世界海洋デー」です。
世界は海でつながっている!海を大切にすることは私たちを大切にすること

私たちの住んでいる地球の源でもある「あらゆる生命を生み出した」海は地球の表面の7割ほどをしめていると言われています。
宇宙から地球を見ると地球は青い。地球は青い惑星と言われていますが、青く見えているところは海なんです。地球の70%を青い海が占めているので地球は青く見えるのですね。
海の底は宇宙よりも辿り着くことが難しいと言われています。地球上でまだ1人も私達、人間が到達できていない場所でもあります。まだまだ私達が計り知れないほど沢山の謎が海の底には残されています。
それでも、海というのは私たちに海の幸という食を提供してくれたりと生活に重要な役割を持っているということはきっとあなたもご存じだと思います。
海の恵みの恩恵を私たちはいつまで受けることができるのでしょうか。
世界海洋デーってどうやって始まったの?

はじまりは1992年に「地球サミット」として「国連環境開発会議」がリオ・デ・ジャネイロ会議で開かれたことです。
その会議では、主に、フロンガスによるオゾン層破壊問題や、ジャングルの森林破壊などの環境問題について話し合われてきました。
この会議の中で私たちの地球環境を守っていくために「生物多様性条約」「国連気候変動枠組み条約」などが決められています。
それと同時にNGO組織、市民団体が声をあげる場として「グローバル・フォーラム」も開かれました。
地球環境を考えていく上で海が果たす役割の大きさが認識されて、この時にカナダ海洋研究所が主催した「海洋の日ー青い地球」がきっかけになり「海洋の日」宣言がされました。
2008年から始まった海洋デー

実際に6月8日が「世界海洋デー」と決定されたのは2008年の国連総会です。翌2009年になって初めて国連が主催した「世界海洋デー」が行われました。
始めと年は「私たちの海、私たちの責任」というテーマでした。
世界海洋デーではどんな活動をするの?

SDG’14では「海の豊かさを守ろう」という言葉が行動目標になっています。
毎年、その年のテーマによって少し行動目標が変わっていきます。例えば2018年は「私たちの海を綺麗に」というテーマでした。
海へたどり着くプラスチックゴミの海洋汚染、海に住む生物がプラスチックのゴミを餌を間違って食べてしまい、海に生きる生物の生物の命の危険やプラスチックゴミによる海の生き物達の犠牲が問題視されました。
ウミガメは海洋プラスチックゴミの被害にあって苦しんでいます。
また、アホウドリのお母さんが赤ちゃん雛をえさと間違えて、せっせとプラスチックのゴミを雛の巣に運ぶというドキュメンタリーなども話題になりました。
国連総会では、2019年はジェンダーと海というテーマを元に活動されました。
海で生計を立てている女性の性差別に焦点が当たった年でした。同じ仕事をしているのに女性という理由で賃金が男性よりもひくかったり、労働内容が違ったりという性差別に焦点がむけられていました。
そして、2023年である今年のテーマは「潮の流れは変わっている」です。
2023年の海洋デーデのテーマ、潮の流れは変わっている

国連でもSDG’Sである目標の14番、「海の豊かさを守ろう」という目標達成のために2021年から2030年までの10年間を「国連海洋科学の10年間」として研究が進められています。
海洋汚染について私達一般市民も海やビーチのゴミ拾いを自らするようになったりと意識が変わってきました。
今年はさらに国、研究機関や、企業、そして個人である私たちのコミュニティ全てがもっと一丸となり一緒に取り組んでいくことが重要視させています。
さあ、あなたには何ができる?

海を守ろう!といっても海が地球の70%を占めるのであれば自分にできることなんて何もないとか小さすぎると思われるかも知れません。
でもちょっと待って
あなたにできる小さなことは沢山あります。1人1人の小さな1歩が、結局大きな波へと変わっていくのです。一緒にできることをみていきましょう。
海のゴミの7割は街からきている
海に流れ着くゴミの正体!
あなたの家からでるゴミを減らす

海へ辿り着くゴミってどこから来ているのでしょう?海に来た人がポイ捨てをするからだと思いますか?
実は、海へ辿り着く大半のゴミは私たちが住んでいる街からきています。街で捨てられたゴミが道路わきにある小さな水路や川へと流れ出し、最終的には海へ辿りつくのです。
ということは「ゴミを出さない」暮らしをすることが大切になってきます。
家に持ち込むゴミを減らすことで、あなたの家からでるプラスチックゴミの量をまず、減らすことができます。
今、食品を全てプラスチック袋に入れて持って帰ってきているのであれば、まずはスーパーで生ものをレジの方が入れようとしてくれたら、「断る」
袋は大丈夫です。と言ってみる。
どうでしょう。これは出来そうじゃないですか?
ゴミ拾いに参加する、自分でやってみる

世界では海洋デーですが日本国内では「ゴミゼロデー」という海ゴミをゼロにする目標を掲げて、取り組みを行っている地域や個人の方もいます。
1人1人のゴミを出さない。ゴミを捨てない。もし見つけたら(自分が捨てたゴミではなくても)ゴミを拾う。気持ちと行動が大切です。
KoKeBeeでも毎月8がつく日は「ゴミゼロデー」としてアドバイザーの中にはゴミ拾い活動を率先してするメンバーもいますよ。
あなたの周りのゴミが減れば、あなたの心もスッキリして氣もちよく過ごせるようになりますよ。
持続可能なシーフードを選ぶ

スーパーで普段、お買い物をしていると既に魚も切り身になっているし、その魚がどうやって釣られてスーパーの食品売り場まできたのか知る機会がありません。
これまで一般的な漁というのは簡単に説明すると大きな船で大きなネットでざっくりと全て網の中にとれるだけの魚をとる。というやり方でした。
もちろん、中には魚だけではないし、食べれない魚が混ざっていることもありますが大きな網では、選ぶことはできないので全てをすくいあげることになってしまいます。
サステナブルシーフードというのは国際的な認証システムを受けている水産物のことです。
天然と養殖のものがありますが、シーフードの生産流通の過程がなるべく自然環境や社会に不可をかけない持続可能な食として定義されています。
シーフードを購入する時は認証マークや持続可能な取り組みをしていますというメッセージのある企業を選ぶようにしましょう。
子ども達へと伝えていく

ゴミを捨てないからゴミを出さない暮らしへと意識や生活スタイルを変えない限り海を守ることは不可能です。
子ども達と一緒に考えてみましょう。
どうしてゴミが出るんだと思う?
この海ゴミはどこから来ていると思う?
この海を食べた動物さんはどんな氣もちだと思う
私たちはどうしたらいいと思う?
きみには何ができるかな?
私達、KoKeBeeと子ども達が制作した環境絵本、「きみには、なにができるかな」もうすぐ完成します。
いかがでしたか?
6月8日は海洋デーです。海を守るために何ができるかな?とあなたも考えて、できることを行動してみて下さいね。