こんにちは、KoKebee認定プラスチックフリー生活アドバイザーのまきです。6月もあっという間に終わりそうですね。
さて、来月7月は「プラスチックフリージュライ」です。プラスチックフリージュライって聞いたことありますか?
知っているよ。「毎年、参加しているよ。」そして、「え?何それ?」とご存じではない方もいらっしゃると思うので、今日は「プラスチックフリージュライって何?」そして、どんな活動をする1か月なのかをお伝えしていきますね。
7月は1か月間KoKeBeeのインスタグラムのアカウントでも快適にプラスチックフリー、ジュライに挑戦するヒントなどもたっぷりシェアしていきますので、ぜひご注目くださいね。
プラスチックフリージュライとは?
プラスチックフリージュライとは
7月の1か月間はなるべく「使い捨てのプラスチック製品」を使わずに生活してみよう!というオーストラリア発のプラスチックフリーの活動です。
2011年にオーストラリア南西部パース近郊のフリーマントルに住むレベッカ・プリンスルイズさん(51)が地元のリサイクルセンターを訪ねて膨大な量のプラスチックゴミの山を見て衝撃を受けました。
それまでは、過去の私もそうですが、ゴミの分別をしているという行動で「私はちゃんとリサイクルをしている」と思っていたのです。
その後のゴミがどこへ辿り着くかの結末も知らずに、、、
プラスチックフリージュライは参加型の「プラスチックを使わないで過ごす」チャレンジです。
初めての取り組みの年は、地元の人や同僚に声をかけて実験的に行ったのだそう。集まったのは40人弱。
そして、12年をむかえた現在では、去年2022年の年間参加者としては1億4000人以上が参加しています。
キャンペン開始からの総数としては、2.94億人、また190カ国が参加しています。
1人のアクションから始まった小さなアクションが大きな波となったのです!
そう、私達1人1人の力は蟻んこのように小さいですが、1人1人で出来ることは小さくでもその行動が集まるとすごく大きなアクションになるということが、この数からも理解できますよね。だからぜひ、あなたも参加してみて下さい。
2023年のプラスチックフリージュライのテーマ

今年のテーマも発表されました。今年でなんと12回目になるプラスチックフリージュライのテーマは「小さなステップが大きな違いを生む」です。
1億4000万人が小さなプラフリのステップを踏めばプラスチック汚染による環境破壊を止める大きな取り組みになりますよね。
私達、消費者だけではなく、企業、政府なども一体となりステップアップしていく必要が あるとプラスチックフリージュライのRebecca Prince-Ruizさんは述べています。
プラスチックフリージュライに参加することで、年間18キロの家庭ごみを削減していることになるそうですよ。ぜひ、一緒に参加して下さいね
そもそもどうしてプラスチックは環境破壊につながるの?
私たちが普段の生活で当たり前のように出している使い捨てのプラスチック商品の数々この大量使用が原因で、原料となる石油(はい、プラスチックの原料は石油です!)の消費や、プラスチックゴミの使用量と共にゴミも増えるので廃棄量も増えました。
その結果、私たちが住む地球環境に深刻な問題を与えています。
それは私達、人間だけではなく自然界に住む海の生き物達、そして、野生の動物達も被害を受けています。
使い捨てのプラスチックゴミの増加による問題は、私たちが思っている以上に深刻化しています。
また、プラスチックの分解には数百年かかると言われています。
想像してみて下さい。
あなたのおばちゃんが生まれた時と同じ頃に使っていたプラスチックゴミが今も地球上のどこかにさ迷っているのです。
私も、自分が生まれた年代の賞味期限が書かれたヨーグルトの空き容器が海ゴミの中から出てきた映像を見て衝撃を受けたことがあります。
そして皮肉にもプラスチックゴミは完全に土に還ることはありません。だからこそ、リサイクルするのではなく、プラスチックの使用量を減らすことが大切になります。
環境を守るために私たちにできる私たちに取り組みって何?
「プラスチックフリージュライ」この参加型のイベントの目標は7月の1か月間
✔使い捨てのプラスチック用品を減らすように個人が心がけてみよう。
✔プラスチックの代替品を探して、実際に使い捨てをしない代替品へ変えてみよう
という試みの普及を目指しています。
例えば、実際にできるアクションの1つの例として、買い物に行くときには、忘れず布製のエコバックを持っていこう!といったすぐにできる活動です。
プラスチックの使用を減らすために今すぐできるアイデア
プラスチックフリージュライ1か月間は「買い物の仕方を変えること」も大切です。
今までのようにスーパーに買い物に行っても、プラ容器の入った生の生鮮食品をさらに液漏れしないようにとお店の方が配慮して、さらにビニール袋へ入れる二重包装をしてくれるからです。
この1か月間はあなたが買い物に行った時にしっかりと意思表示をすることも必要なアクションです。
ビニール袋に入れてくれるタイミングで「袋は大丈夫です。」もしくは持参して「この袋に入れて下さい」としっかりと意思表示するように心がげてみてください。
エコバッグを持参する
買い物に行く際にはエコバッグを持参して下さい。
プラスチックの袋を使用せず、環境にやさしい布バッグを使うことをおすすめします。
オーストラリアではスーパーでのレジ袋が有料になったのをきっかけにエコバックを持参する人が増えたように思いますが、やっぱり、未だに忘れてしまってスーパーで袋を購入している姿も時々目にするのが現状です。
KoKeBeeでも100%オーガニックコットンで作られた(しかも耐久性も7キロもある)THE KEEPER製のストリングバックを販売しています。
小さく丸めて出勤用やママバックの中にしまっておけるコンパクトサイズなので、エコバックの検討をしている方はぜひ、この際に公式ページをご覧になってみて下さいね。
また、オーストラリアでは店側(企業側)の取り組みとして、少しづつビニールの袋から紙の袋へと切り替えしている企業も増えてきています。
7月は量り売りのお店へ足を運んでみる。
オーストラリアでは身近にある量り売りのショップですが、日本でも都市部、また地方でも少しづつ増えてきているようです。
KoKeBeeでは以前、マイ容器ウェルカムステッカーを作って過剰包装を減らしたい!という思いから消費者とお店をつなぐステッカーを作るためのクラファンに挑戦しました。
その時のクラファンはこちらです。プラスチックフリーな心がけをしているお店をサポートする(=そのお店で買い物をする)こともプラスチックフリーな生活につながります。
その時にクラファンはこちらです。
↓
マイ容器ウェルカムのステッカーを使って過剰包装を減らしたい!
量り売りのお店では、家庭から持ち込む容器に自分で必要な量だけを購入することができます。
食品(ナッツや粉類、お米、スパイスなど)や日用品(シャンプーやコンデショナー)も量り売りリフィル容器を持ち込み購入することができますよ。
忘れた場合には、紙袋や瓶を購入するというオプションも用意されています。
この機会に、自分の住んでいる家の近くに量り売りのお店がないかなと探してみて下さい。もしかすると意外と近くにあるかも知れませんよ。
プラスチック製品の代替品を探してみる
使い捨てのプラスチック製品を使う代わりに、代替品に変えることで、今後のあなたの家庭からでるプラゴミの消費が変わってきます。
例えば、ステンレス鋼やガラス製の容器やボトルを使ったり、KoKeBeeでも販売しているビーズワックスで作られた再利用可能なみつろうエコラップを使ったりみたりして下さい。
家庭でできる簡単なプラスチックフリー
ペットボトルから水筒へ変えてみる

水や飲み物を持ち歩く際には、使い捨てのプラスチックボトルの代わりに洗って何度も使えるステンレス鋼やガラス製の水筒へと変えてみましょう。
ガラスの水筒は可愛いですが、小さなお子さんがいる場合は割れてしまった時に、ケガをしてしまう恐れがあるのでステンレス製の方が丈夫でおすすめです。実際に、私はベビーカーの下へガラスの水筒を入れて散歩へ出かけた時に、何かの衝撃で割ってしまった経験があります。
ペットボトルの飲料水をやめることで、プラスチックゴミを減らせるのと共に、節約にもなりますよね?
プラスチックストロー代替品を探してみる

家庭でお子さんにストローを使用する際には、プラスチックの使い捨てストローの代わりにステンレスやバンブー製などのストローなどを使ってみましょう。
最近では、メルボルンのカフェなどは「紙製のストロー」を使用している飲食店も多いのですが、紙製ストローの場合、お子さんが小さいと飲むのに時間がかかってしまい、紙がしなびてしまうのと、誤って紙のストローを食べてしまうということがあります。
紙製のものは1回で使い捨てにもなるし、エコの視点から見ても個人的にあまりおすすめできません。
台所にあるプラスチックラップの代替品を探す

食品の保存やラッピングには、プラスチック製のラップの代わりにみつろうエコラップやシリコン製の保存袋やガラスの保存容器へと切り替えてみてはいかがですか?
また、パントリー(収納庫)で使う食品や調味料なども我が家ではガラス瓶にいれて保存しています。
ガラス瓶に保存することでプラスチックに含まれる環境ホルモンから食品を守ることができますし、もちろん、ゴミも減り、環境にも優しいです。
いかかでしたか?
プラスチックから、洗って何度も使える容器に変えることはそんなに難しいことではありませんよね。
それぞれの家庭で実践することで、全体的にプラスチックの使用量を減らすことができます。
一度にすべてを買い替える必要はありません。今持っているプラスチック製品の寿命がきて、買い替えのタイミングで、少しずつプラフリーへと買い替えていくと家庭にも負担が少ないかと思います。
まずは、自分やご家族がすぐに取り組める方法から始めてみてください。少しづつ環境にやさしい選択を繰り返していくことで、持続可能な生活スタイルにつながることできます。
例えば、まずは市販の飲料品を買うのをやめて水筒を持参してみるという行動に変えるだけでも良いですし、エコバッグを使う習慣をつけることから始めることでもOKです。
エコバックを忘れてしまう方は、車の中に予備のエコバックをストックしておくこともいいかもしれませんよ。
大切なのは、自分にとってできる範囲で取り組むことです。
そして、小さなステップでも、継続的に取り組んでいくことが必要です。
プラスチックフリーへの切り替えは、環境への貢献だけでなく、健康や持続可能なお子さんが大人になった時の未来のためにも重要です。
来月はプラスチックフリージュライ!自分のライフスタイルに合わせて、少しずつ取り組んでみてください。
KoKeBeeではインスタでもプラスチックフリーに関するお役立ち情報を発信していますので、ぜひこちらも一緒にチェックしてみて下さいね
お知らせ / /
KoKeBeeより1年半前から作成していた絵本がついに紙の本となって誕生しました!
読み聞かせのイベントに招待しますのでお時間の都合があう方はぜひ、参加くださいませ。
今日も、最後まで読んでいただきありがとうございました。